ひた福祉就労センターの概要

1、 概 要

 この就労センターは社会福祉法人日田市しらゆり会が、福祉の向上を目的に 設置経営するもので、心身上の理由や家庭の事情により、一般企業で働くことが困難な施設利用者に対し、就労または技能修得の機会などの便宜を図ると共に、自立を促進することを目的とした社会福祉法による第一種社会福祉事業の授産施設です。

2、 所在地 大分県日田市中城町 1番66号 TEL 0973-22-5415/FAX 0973-28-7008

3、 施 設

(1) 種 別 第1種社会福祉事業 社会事業(授産場)

 授産事業は、身体・精神上の理由や世帯の事情により、就業能力に制約のある要保護者に、就労や技能修得に必要な便宜を与え、その経済的自立と安定を援助する社会福祉事業です。

(2) 敷 地 468.29㎡ 内訳445.29㎡日田市社協と賃貸借契約・23㎡日田市から無償貸借

建 物 木造 カラートタン亜鉛メッキ鋼板葺 二階建(建築総工費 11,114,169円)
   一階 264.73㎡ 二階 209.16㎡ 計473.89㎡

(3) 仕 事

 施設の仕事は、金属や竹、木材等の加工業者等から、製品の修正、検査、研磨、塗装等の加工を受注し、施設が発注業者から加工料を受け取ります。

(4) 利用者

 施設利用者は、毎月の加工料から材料費と電気代等の加工に係る経費を差引いた金額を、利用者の労働時間で配分し、翌月の賃金支払い日に手渡します。

(5)施設利用定員 と年齢構成

定員30名 (11月1日時点 入所者数31名、女性 21名 男性 10名)
現在の利用者年齢構成(44歳~76歳) 平均年齢 65.6歳

年 齢 40代 50代 60代 70代
利用者数 3名 4名 11名 13名

4、組織

日田市 しらゆり会 理事長 藤髙 敏明 理事 6名(男5名 女1名)
日田市 しらゆり会 評議員 7名(男4名 女3名)
日田市 しらゆり会 監 事 2名
苦情改善委員会 3名(男1名 女2名)

5、施設職員 8名(内訳:施設長1名 事務長1名 主任指導員1名 指導員2名 指導員兼事務補助1名  臨時2名)

6、主な加工業種

①金属製品の研磨塗装及び検品、加工、計量業務
②木製品研磨及び塗装(下駄、家具等)
③竹製品の研磨及び塗装(箸、スプーン、フォーク、花差し等)

7、年間受託金額     30,201千円(令和5年度)

8、沿革

昭和30年  3月 母子会員を対象に日田工芸試験所で漆下駄の内職講習(9名)
昭和30年  9月 授産場を日田市立丸の内保育所内に開設し下駄の下塗りを行う
昭和35年  3月 内職グループ授産場開設(日田漆器会社内) 塗装
昭和38年  7月 日田市が授産場建設用地を取得 中城町1102-10
昭和38年11月  財団法人母子福祉会認可、授産場開設知事認可
昭和39年10月 現在地に授産場建設 木造平屋建 134.15㎡
昭和40年11月 2階部分増築 124.21㎡
昭和41年  5月 厚生大臣より社会福祉法人日田市母子福祉会として認可
昭和41年  6月 大分県知事より授産場開設認可
昭和42年  5月 金属塗装部門開始
昭和42年11月 木造二階建増築 137.03㎡
昭和43年  3月 日田市が社会福祉協議会に用地を売却
昭和48年  4月 天皇陛下から事業奨励の思召により金一封を下賜
昭和49年11月 大分県知事から福祉向上功労に対し感謝状を授与
昭和52年10月 大分県社会福祉協議会から地域社会における福祉向上に対し表彰
平成11年  4月 「母子福祉就労センター」と施設の名称変更
平成16年  4月 社会福祉法人日田市母子福祉会を、社会福祉法人日田市しらゆり会と法人名を変更し、日田市母子福祉会を分離し任意団体とする。
平成16年  4月 消費税法改正で当法人も課税団体となり取引企業からの加工料に消費税5%を加え徴収開始
平成16年  7月 第40回献血運動推進全国大会記念品に選ばれ夫婦箸を開催主催者大分県に
1,775セット納入
平成27年  4月 施設名称を「母子福祉就労センター」から「ひた福祉就労センター」に変更
令和2年  3月 施設耐震工事完成
令和2年  9月 屋根葺き替え工事(JRAの助成金で行いました。)
令和4年  10月 2階天井張り替え及び補強工事(JRAの助成金で行いました。)
令和5年  10月 利用者送迎及び受注製品運搬用の軽自動車を購入。(社)丸紅基金の助成
令和6年  4月 定款の目的に第2種社会福祉事業を追加
令和6年  5月 センター内の木製建具をアルミ製に取り替え(赤い羽根共同募金の助成)