令和5年度事業報告
1.日田市しらゆり会施設経営報告
ひた福祉就労センターの施設運営は、令和5年度施設利用者数388名で、年間措置費収入が3282万920円となり、安定した施設運営を行うことができました。
措置費以外の収入では、新型コロナ対策費103万7750円のうち、大分県保護施設等新型コロナウイルス感染症緊急対策事業補助金103万4千円、軽自動車購入費155万円のうち丸紅基金から144万円の助成金、自販機売り上げ及び母子会自販機電気代等17万7586円、大分県電気代高騰相当額支援補助金15万円、NHK歳末助け合い募金から9万円の給付で、その他の収入計289万1586円と措置費3282万920円の合計3571万2506円となります。
2.ひた福祉就労センター施設運営措置費収入と事務費経費等の実績報告
令和5年度実績の剰余金がマイナス54万3千円ですが、積立金を行いましたことによるものでございます。
3.利用者の定員確保と仕事の確保
① 施設運営
施設運営の安定化を図るため、毎月の入所者を定員30人の確保に努めました結果、年間累計388人、月平均32.33人で、前年度より概ね1人の増となりましたので、定員30名を考慮いたしますと、月2.33人の定員超過となり施設運営は極めて安定しています。
② 加工受注
仕事の確保では、新型コロナウイルスの感染分類が5類となり、世界的に経済活動が活発になりだしたことから、当施設の受注も、加工料として前年度を111.3%以上、金額にして税抜き約280万円の増加となりました。
結果として、令和5年度加工料収入の税抜き当初事業計画目標である2430万円に対しまして、実績が約2745万5千円と、約315万5千円の増額となり目標を達成しました。
(就労状況及び作業環境)
就労状況は、利用者の平均年齢が令和6年3月時点で最年少者44歳、最高齢者82歳で平均年齢が66.18歳であり、高齢化により病気などでの欠勤を余儀なくされる利用者が多くなっていること、更には身体的或いは精神疾患などの持病を抱えた利用者も増加傾向にあります。
このようなことから、作業能力の低下を補うために臨時職員の雇用を積極的にすすめましたことで、支出諸費の人件費の増加となっております。
作業環境につきましては、感染対策を充実すると共に、消費電力の少ない省エネ空調設備により快適な作業環境を図っています。